料理はお皿や並べ方で

並べ方

美味しい料理というのは、無意識的にも視覚嗅覚、歯ざわり、舌触りなどの味覚以外の感覚のバランスによって判断されています。全てが満たされて100点、そこからあらゆる感覚で減点されていくということです。例えば、本当に美味しいものでも見た目や盛り付けが悪いと、人間は無意識的にも美味しくないものと判断してしまい食欲は減退し、例え味が美味しいとしても「以外と美味しい」にとどまるということになりますから、100点から見た目の悪さが減点されるということです。

綺麗に盛り付けられているものとぐちゃぐちゃに盛り付けられているもの、同じ料理でも前者を選ぶ方が大半であるからこそ、外食店舗の盛り付け、食材の並べ方、お皿も含めて素敵だと素晴らしいのです。更に、味覚とは嗅覚の影響を受けることは良く知られています。風邪で鼻が詰まっている時に料理を食べても味がしません。

子供が嫌いな食べ物を鼻をつまんで食べている光景はよく見られますが、それは嗅覚で味を感じる為にその嗅覚を停止させているのです。逆を言えば、例え味が悪くても、その見た目や匂い、食感を工夫すれば味をカバーできるということになります。ですから、自分の料理を味覚の感覚が合わない人に食べさせる際には、味以外の事を工夫すると良いという事です。

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