料理は舌で味わうだけでなく、見た目で楽しむことも重要な要素です。そこで以下に料理をお皿に盛り付けるのかということが大事になってきますが、そのときポイントとなるのは深さです。お皿の深さによって、盛り付けるのに最適な料理というのが変わってきます。スープやシチューのように汁物を盛り付けるときには、深さがなければこぼれてしまいますから専用のスーププレートなどが必要になってきます。
刺し身を盛る場合には、刺し身自体をいれる皿は汁がこぼれることはないので平たい皿で大丈夫ですが、刺身皿に関しては醤油をかけて食べることになりますから多少は深いほうが便利です。同様に、ソースやルーなどをかけるスパゲティやカレーなどを食べるときにはスーププレートほどではないにしろ、多少深くなければいけません。和食の場合には煮物の汁が多いときには、こぼれないようにやはり深いほうが良いでしょう。メインディッシュのお肉や魚を盛り付けるのであれば、ソースがかかっているとは言え、テーブルに置いて溢れほどにはあまりならないので、浅い皿で大丈夫ですし、パンやデザートも同様に浅い皿を使いましょう。
基本的には汁がこぼれるかどうかで使い分ければよいのですが、懐石料理などで汁がないものでも深いお皿に盛ることもあります。どういう場で料理を出すのかを考えて、そこは工夫をしましょう