いつもの料理もお皿の形を変えてみると印象が変わり、盛り付け方によっては格段と美味しく見えるのです。ポイントは料理に合った形と余白と高さ、そして食卓全体のバランスです。焼き魚などの魚料理は、長皿に置くと食べやすく見栄えも良くなります。四角い皿には、丸皿よりも場所を取らないメリットもあるのです。メイン料理は丸皿に、副菜を角皿に盛り付けるとメニューが多い食卓でもテーブルにきれいに配置することができます。
しかし美味しく見せるには、食卓を全体で見たときのバランスも大切です。小さな皿をごちゃごちゃ置くと、息苦しく散漫な印象に見えてしまうのです。大きさのバランスも重要、メインメニューのお皿は大きく、副菜の皿は中くらいに長皿や角皿も置いてみましょう。大きな角皿を中央において、丸皿を取り分け皿に使うのもお洒落です。バランスが難しい印象がある、ひょうたん型や花びら型、ウェーブがある特殊な形のお皿は、余白をとって少量のメニューを少しずつ盛り付けると、食卓がぐっとお洒落にカラフルな印象になります。
色の濃いメニューや色合いが鮮やかな食材をのせてみましょう。そして盛り付けの高さも大切です。大勢で囲む食卓ならメイン料理の皿はたっぷりと高く、隣の皿は低く、彩りがきれいなメニューを置いてみましょう。お皿を全て並べてみたらテーブルから一歩離れて、全体のバランスを見て配置を調整してみましょう。