料理は、お皿の盛り付け次第で美味しさがまったく変わってしまいます。もちろん、器が違うからといって鯵自体が変化すると言うことではありませんが、「印象」によってまったく違う味に感じられてしまうほどの違いが出ることは事実です。そのため、世の中の料理人は調理だけでなく盛り付ける器にまで細心の注意を払います。
プロがきれいで美味しそうな盛り付けができるのは当然ですが、これはプロだからと言うことではありません。なぜなら、基本的なルールは料理ごとに決まっているからです。後は、基本的なルールに則りながら工夫することでバリエーションを増やしていけば良いだけです。
たとえば、和食の場合は「器の奥側を高く、手前を低く」というルールがあります。また、「頭が左側」「左側を高く、右側を低く」などのルールもあります。後はこれらを意識しながら組み合わせていき、足す、引くなどの工夫を凝らしながら行っていけば良いだけです。実際に懐石料理などを食べに行ってバリエーションの勉強をするもよし、本などの写真を見て勉強をするもよしです。
ルールに則っていないと、分かる人が見た時に「気持ち悪い」と感じてしまうこともあるので、十分に注意しましょう。